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笑顔が増える!自分のことばで話せる!うなずいて聴いてもらえる!
■ NOMUタイムの方法(クリックしてください)
◇ 二者択一のやり方
■ NOMUタイム(ノムタイム)とは
名城大学の曽山和彦教授が開発した「スリンプルプログラム」を、野村中学校では『NOMUタイム』と名付けて実践しています。スリンプルというのは、スリムとシンプルを組み合わせた造語です。週に1回10分間、ペアやグループでかかわりを楽しみながら「自尊感情」と「ソーシャルスキル」を無理なく高められる活動になっています。野村中学校では、毎週金曜日の午前8時30分~40分に、学校全体が「一枚岩」となって『NOMUタイム』に取り組んでいます。
■ なぜ「自尊感情」と「ソーシャルスキル」なのか
私は私でOKなのだという感情を「自尊感情」といいます。また、人付き合いの技術とコツを「ソーシャルスキル」といいます。前述の曽山教授は、研究結果から、「『かかわりの力』の構成要素である『自尊感情』と『ソーシャルスキル』を育むことで、ストレス反応の軽減、すなわち学校不適応の予防・改善をはかることができるのではないか」(「誰でもできる中1ギャップ解消法」2019曽山和彦)という仮説を立てています。
■ どのような活動をするのか
NOMUタイムは「構成的グループエンカウンター」(以下SGE)と「ソーシャルスキルトレーニング」(以下SST)を組み合わせた活動です。SSTの部分で大事にしているスキルは、①「お願いします」と「ありがとうございました」の挨拶をすること、②うなずいて聴くこと、③指示をしっかりと聴くことの3つです。SGEの部分で大事にしているのが、フリートークやシェアリングを通した自他との出会いです。「アドジャン」や「質問じゃんけん」などのエクササイズを通して、かかわりを楽しみながらSGEとSSTのねらいに迫っていきます。